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↑ 2023年10月に嘉手納基地を訪れた際に、撮影できたカルフォルニア州空軍の機体は、上写真の2機のみ。微妙にマーキングが異なるのがお分かりだろうか・・・098号機は尾翼に州名とインテークには第144戦闘航空団のインシグニアが書き込まれている。014号機は、州名もインシグニアもなくマーキングの色が若干薄いのであった。
Wings
↑ 尾翼にカルフォルニアの州名が書かれた機体が、098号機の他に1機あったが、それがこのF-15C/86-0167。マーキングの違いが、インテークのインシグニアで、この機体はANGのインシグニアを入れている。F-15C/86-0167もレークンヒースの48th FWにいた機体で、モンタナ州空軍に配属後 移動してカルフォルニアに来ている。
↑ このF-15C/84-0009も長ら在く欧米空軍で使われてきた機体で、ビットブルグの36th TFWをスタートに、スパンダーレムの52nd FWから、レークンヒースの48th FWに移動して、現在はカルフォフニア州空軍で最後の?任務に就いている。
↑ 3月12日は午前中のフライトなし、午後は3時過ぎに離陸し、戻っていたのは4時を過ぎていた。しかし 014号機の左側面が撮れたのはラッキーであった。撃墜マークが入っているのである。この機体(F-15C/84-0014)は、以前はレークンヒースの48th FWに所属しており、その後カルフォルニア州空軍に移籍され、暫くの間144th FWの司令官指定機でもあった。撃墜マークは、1991年のデザートストーム作戦中にイラク空軍のSu-22Mを撃墜した記録である。
ご覧のように、カルフォルニア州空軍の機体は、在欧米空軍から移籍された機体が中心で、ルイジアナ州空軍の機体のように元”ZZ"の出戻りは1機もいない。
F-15C/D 194th FS / California ANG
(F-15C/D 2013~)
2019年ネリス基地に再訪した際に、フニュ君からフレズノに行かないか?と言う相談を受けた。二つ返事でOKしたが、スターウォーズ渓谷を目指す我々が泊まったローンパインのホテルからは、地図上の直線距離では近いものの、実際はシエラネバダ山脈が行く手を遮っており、これを越えないと辿り着かないことが判明して諦めた。フレズノには憧れのカルフォルニアANGが常駐していて、尾翼に大鷲が書かれていることから、航空マニアにも人気の飛行隊である。この絵柄は、同隊がF-16A/ADFを使用した際に採用されたものである。
但し 我々日本の航空ファンから見れば、本来アメリカ本国のANG部隊は遠い存在でしかない。今回のように嘉手納基地の戦力補完をするために、わざわざ本国から嘉手納に派遣されると言う千載一遇のチャンスを逃すわけにはいかないのである。2023年10月と2024年3月 この飛行隊の訓練を見たいと嘉手納基地に向かった。(2024年3月 記)
↓ 上の写真撮影から半年後の2024年3月12日、再び嘉手納基地を訪れ、彼らをターゲットに動き回ったが、この鷲のマークを入れた機体は、4機しかいないそうで、ルイジアナANG 7機、カルフォルニアANG 4機、ノーマークの所属不明が1機と言う構成で、遠征チームが動いていたのである。
↑ ピン抜きポイントで彼らをじっくり撮影したかったが、ルイジアナ州空軍機に比べ、機数が少ないのとフライトも少ないようで、此処での撮影チャンスも僅かであった。
↑ 彼らの嘉手納到着は10月3日、それから1週間は何の動きもなかったそうであるが、私が嘉手納に赴いた日の翌日、すなわち10月10日から最初の飛行が開始された。同時に飛来したルイジアナ州空軍の機体と同様、地元18th WGの”ZZ"のF-15Cとペアを組んで空域の案内をしてもらっていたようである。